本記事ではこういった疑問に答えていきます。
目次
本記事の内容
- GH5歴2年の僕がLUMIX G 7-14mm F4を使ってみて思うこと
- LUMIX G 7-14mm F4でどんな写真が撮れるか(作例あり)
- LUMIX G 7-14mm F4を買うべき人はこんな人
この記事を書いている僕はGH5を使用して約1年半、PV制作やYoutube動画制作を行ってきました。
そんな僕がLUMIX G 7-14mm F4を使ってみて感じたことを正直に書きます。
GH5歴2年の僕がLUMIX G 7-14mm F4を使ってみて思うこと
「すべての観点で80点が撮れるバランス型レンズ」ですね。
ただ、性能の割には少し高価格な印象です。特徴をまとめてみました。
良い点
- フルサイズ換算14mmの広角域を楽しめる
- 星景写真に使える
- Youtube撮影に使える
- 軽い
気になる点
- 開放F値が4
- 歪曲収差あり(これも楽しめる)
- レンズフードが固定されており、外れない
- 描写性能がそこそこ止まり
これだけでは分かりにくいと思うので細かく解説していきます。
LUMIX G 7-14mm F4の良い点
フルサイズ換算14mmの広角域を楽しめる
言うまでもないのですがこれが最大の魅力ですよね。これだけ画角が広ければ広角ズームレンズとしては大変満足です。
もちろん広角ズームレンズなので星景写真やYoutube撮影に非常に便利なレンズになります。最近はvlogが流行っており、vlogにも最適なレンズと言えますね。
軽い
およそ300gという広角ズームレンズではかなりの計量で、気軽に持ち運ぶことができます。
先日、PanasonicのGH5につけて散歩しながらスナップ撮影してみました。3時間くらい歩きながら撮っていて全く腕が疲れなかったので正直驚きましたね。
LUMIX G 7-14mm F4の気になる点
開放F値が4
少し暗いですね。
昼間のスナップ撮影に関しては困ることは一切なかったのですが、星景写真やYoutube撮影となるとF2.8まで欲しくなりますね。
下記の動画は本レンズを使って撮影しました。照明を複数使ってもISOが1250になってしまいました。(少し残念、、)
歪曲収差あり(これも楽しめる)
当然のことながら歪曲収差が結構あります。
「かっこいい映像を撮りたい」「シネマティック映像撮りたい」みたいなニーズを満たすレンズではありません。外で自分のことを撮るなら使いやすいレンズですが、被写体が自分とは別にいる場合は使いにくいレンズになります。
とはいえ、普通に風景写真やスナップに使うのならこれが武器になります。
記事の後半で紹介しますが、歪曲収差による遠近法を生かした写真はかっこいいです。人の目を引き付けるチカラがあるのでSNSで非常に好感触でした。
レンズフードが固定されており、外れない
この仕様を採用している理由としては、本レンズが出目金のレンズだからですね。レンズフード無しで使用してしまうと、万が一レンズをぶつけてしまったときに大変なことになります。
大アリです。レンズにはめ込むタイプのフィルターが一切使用できません。これは一部のフォトグラファーからすれば致命的かもしれません。
描写性能がそこそこ止まり
少し厳しい意見かもしれませんが、本当にそこそこの写りなんですよね。悪くないけど良くもないです。やはりPanasonicが本気を出して作っているのは「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH.」の方なんだろうな~と思います。ただ価格が全然違うので、お互い一長一短ですね。
具体的な写りの不満は「【超広角】LUMIX G 7-14mm F4 作例観ながらレビュー【マイクロフォーサーズ】」で話しております。簡単に言うと、やはり解像感の部分ですね。拡大するとよくわかります。普段CANONのフルサイズミラーレスカメラを使用しているので余計に感じてしましました。(マイクロフォーサーズでもフルサイズの標準的なレンズに匹敵するレンズは存在します)
LUMIX G 7-14mm F4でどんな写真が取れるか(作例あり)
今回は作例を二つ紹介します。
1枚目
カメラ:Panasonic LUMIX GH5
レンズ:LUMIX G 7-14mm F4
設定:ISO 200 / シャッタースピード 1/200 / 焦点距離 7m / 絞り F7.1
大阪の万博記念公園で撮影しました。
広角レンズの醍醐味とも言える楽しみ方ですね。周辺の解像感が非常に悪いのですが、この写真の場合は中心に向かって視線誘導されているのであまり気にならないと思います。
2枚目
カメラ:Panasonic LUMIX GH5
レンズ:LUMIX G 7-14mm F4
設定:ISO 320 / シャッタースピード 1/160 / 焦点距離 7m / 絞り F18
同じく万博記念公園で撮った梅の写真です。
太陽に向かって梅の枝が伸びていくような写真に仕上がったかと思います。さすがにゴーストが出ていますが、思っていたより断然マシでした。
LUMIX G 7-14mm F4を買うべき人はこんな人
当てはまりますか?
- 安物は心配
- 広角による遠近法を使った撮影がしたい
- Youtube撮影したい(室内、自撮り)
- 予算が5万ほど(中古)
安物は心配な方
Olympusからもっと安い広角ズームレンズも出ていますが、やっぱり純正の方が修理の際もセットで出せますし、良いですよね。
それにF4通しというのが絶妙なんですよね。ボケは全く期待できませんが、汎用性が高く信頼できます。
予算が5万くらいの方(中古)
予算約5万円で状態の良い中古品が買えるので、超広角ズームレンズの中では比較的安価な方ではあります。しかし、上記で述べた通り思わず息を吞むような写りではありません。値段相応の写りといった感じです。発売から10年以上たったレンズなのでむしろ割高な印象も受けます。
しかしながら予算5万前後なら本レンズ一択かと思います。もし予算に余裕があれば「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH.」を買ってみると良いと思います。こちらの方が全体的に一つレベルが上かなと思います。
本記事では触れていなかったことにも触れた詳しいレビュー動画を作りました。こちらも合わせてどうぞ。]